日本の未来

グローバル化に邁進する日本の未来に危機感を抱く者です。歴史認識を正して日本人としての誇りを培いたいと願っています。体験にもとづく本音トークも交えます。

日本人は「フレンドリーなエコノミック・アニマル」か?

 

「大ざっぱに言うと、
日本は、自国の経済的利益を追求するとともに、
すべての国の友達を演じている。
その一方、国防という厄介な仕事についてはアメリカにアウトソースしている。」



この一言は、日本の実態を見事に言い当てていると思われませんか?

Weekly Briefing(ワールド編)

後藤氏殺害は安倍総理のミスか。白熱する欧米の報道
2015/2/6

https://newspicks.com/news/817239/body/


冒頭の言葉は、上記の記事にある
《英国は「日本は自立しろ」と批判》

から引用したものです。

「ジャーナリスト後藤健二氏がイラク・レバントのイスラム国(ISIL)の手により斬首されたショックを受け、多くの世界のメディアは安倍総理の外交手腕、交渉力を疑問視し始めている」というのです。

海外メディアの実にストレートな物言いです。
各国の安倍首相批判を抜粋してみると・・・


《アメリカは、人質情報を知りながら中東訪問したことを疑問視》

・なぜISILとの交渉に長けたトルコに人質解放の仲介を願い出なかったのか。

・外務省が、日本人の拘束情報をいち早くキャッチした「週刊ポスト」に対して「先んじて報道することは人質2人の命に関わる」としてストップの指示を出し、「週刊ポスト」がその指示に従ったにもかかわらず、安倍総理は中東を訪問するなど、人質の保護に気を配らなかった。

・ISILが後藤さんら2人の日本人人質を拘束していることを知りつつ、当初の予定通り訪問を断行したことにより、日本政府はISILのブラックリスト入りし、人質2人が開放されるチャンスは実質ゼロとなった。


《フランスは、日本人は世界における立ち位置を模索していると報道》

安倍政権は“日本らしい”中立路線から離れ、よりアクティブな外交をしたいと意気込んでいる。」


《イタリアは、後藤さん殺害は安倍総理のエラーとリポート》

安倍総理の間違い】

●秘密裏に行われた11月以前の交渉が失敗に終わったこと。

●その交渉の情報を得た「週刊ポスト」など日本のメディアに対し外務省が報じないように圧力をかけ、そして安倍総理はそれを看過したこと。

●カイロでの演説において、中東地域に対し2億ドル支援すると表明したが、その目的を明確にしなかったため、ISILが同じ金額を身代金として要求する結果となったこと。

●ISILとの有効なコミュニケーション・チャネルを見いだせなかったこと。

安倍総理がISILに対して「罪を償わせる」と欧米の政治家のような厳しい発言をしたことが、集団的自衛権など安倍総理のポリシーとあまりに重なったこと。

など・・・



何かがおかしい・・・安倍首相の外交姿勢には、同調できない何かがある・・・私自身、言葉にはできないモヤモヤがありました。

拘 束された日本人二人が人質として、交渉の対象になったことが報道された時点で、「自己責任」という言葉がマスコミにおいて、いち早くクローズアップされ、 二人とも助かる見込みは薄いかのような雰囲気がかもしだされました。一人、また一人と救出が失敗に終わった時にも、やはりダメだったか・・・という諦念 に、やすやすと日本国中が支配されてしまったような気がしました。

「自己責任」という言葉は、命懸けで何かをしようとする本人がその覚悟を表明するために使うもので、第三者が半ば無関心に突き放して使うべきものではないーーーと何かで聞いたとき、共感を覚えました。

「日 本の良さって何だ」!?と題した討論番組で、本居宣長の「もののあはれ」が取り上げられた場面で、〈後藤さんの死に対して「ああ、無念だ・・・」としみじ みと感じることこそが「もののあはれ」に通じる感情ではないか?〉と語られたとき、「そうだ!そのとおりだ!」と思いました。

安倍首相の「犯人をつきとめて、罪を償わせる」という言葉がものすごく白々しく聞こえて空しい気持ちになり、「あれは未必の故意による安倍首相と安倍政府による殺人だ」という言葉を読んだとき、「なるほど!」と即座に気持ちが反応してしまいました。


確かに国会では、野党からの質疑によって、さまざまな追及がされたのでしょう。(一部しか把握できませんでしたが。)けれども自分自身が感じたことが、日本国内では今更言っても仕方がないことのように、置き去りにされてしまったような気がしていました。


そんな折に、海外のマスコミによる厳しい安倍批判を読んで、

やはり現代の日本人は、拉致問題にも通じるように同胞に対して異常な程に冷たいのではないか、

安倍首相の外交姿勢にも、イギリスやフランスからの指摘通り、本来の日本らしさから逸脱した、成果主義的な冷たさが横行しているのではないか、

いくらお金にものを言わせても、誠意や内実を伴う友情というより、八方美人的な愛嬌のふりまきであることが、他国に見抜かれているのではないか、

そもそも自主防衛をする意志と行動力が欠如している日本は、どんなに経済力を増強しても、結局はどの国からも軽んじられるのではないか、

このようなことを思わずにはいられませんでした。