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日本の未来

グローバル化に邁進する日本の未来に危機感を抱く者です。歴史認識を正して日本人としての誇りを培いたいと願っています。体験にもとづく本音トークも交えます。

「日本の生きる道」はあるのか?


「自滅するアメリカ帝国」「中国崩壊2015」「【2015年5月】日本崩壊のカウントダウン」・・・・・等々、書名、サイト名、ブログ名には、年を追って悲観的なものが多くなりました。混沌とした、きわめて生きにくい時代にさしかかっていると感じます。

ポ ジティブに、楽観的に・・・というのが大切な生き方であることは承知していますが、それでは通用しないのが国際社会です。最悪の事態を想定し、危機感を 持って日々を過ごす必要があるのでしょう。先日のテロ人質事件以来、「いつ何が起こっても不思議はない時代が来た」という言葉も、あちこちで聞かれまし た。

つい最近4年目を迎えた3.11東日本大震災のことを思い出すにつけても、20年の節目を迎えた阪神淡路大震災のことを思い出すにつけても、犠牲の大きさに改めて愕然としてしまいます。

▼死者・行方不明者数

東日本大震災   (2015/3/11現在)  :  18475人

阪神・淡路大震災       6437人

お一人ひとりの人生とご家族の悲しみに思いを馳せ、東日本大震災四周年追悼式で天皇陛下が述べられたように、被災地に一日も早く安らかな日々が戻るよう祈らずにはいられません。

そして、繰り返し見聞きする今後の更なる大規模震災の予告が、どうか現実のものとならないように、と願うばかりです。自分が生きている間に、この先何が待ち受けているのか分かりませんが、いつ世界の終わりが訪れようとも悔いのないよう、日々を過ごしていきたいと思います。

いえ、世界はまだすぐには終わらない、諦めてしまってはいけない、という気持ちで、自分に何ができるのかを考え、日本の生きる道を探りたいと思います。

以下フォーリン・アフェアーズ・リポートの中から、日本の将来に関係が深いものを要旨のみですが、引用します。これらは当然アメリカの立場からの提言です。そして、現時点で政府としては、概ねこうした要求に応えるよう、政策を進めていくものと思われます。

対米追従を見直し、対中隷属にだけは決してならないよう、真の主権国家への道を切り開くことこそが「日本の生きる道」「日本の生き延びる道」だと考えます。

ここのところ鳩山由紀夫元首相の単独行動が、物議を醸していますが、こうした動きも含めて、日本のあるべき姿を、国民皆が自分のこととして考えたいものです。



フォーリン・アフェアーズ・リポート

http://www.foreignaffairsj.co.jp/archive/focalpoints/201503.htm#3


CFR Interview
進化するか、日本の安全保障構造
―― イスラム国ショックと日本の進路


Japan's Hard Power Play

マイケル・オースリン

アメリカン・エンタープライズ・インスティチュート
レジデント・スカラー
 フォーリン・アフェアーズ リポート 2015年3月号

日本国内では、中東への人道支援の提供程度であっても、(現地の)問題に関与すれば、その余波が生じると懸念する声があるし、その余波として日本人が人質にとられ、殺害されたと考える人もいる。

こ れは長く議論されながらも、依然として明確な結論の出ていない「世界における日本の役割、日本の安全保障、日本はどこに行って、何をすべきなのか」という 国家論争の一部として理解すべきだ。安全保障政策をめぐって日本は依然としてひどく分裂しているが、少なくとも、人質危機をきっかけに世界がますます危険 な場所になっていること、そして危険を回避できないことをいまや人々は理解している。・・・

アジア・太平洋地域の安全保障環境は不安定だし、世界は危険に満ちている。日本は、世界における日本の利益だけでなく、同盟諸国との協調を深化させるためにも、軍事構造の近代化を必要としている。人質危機が大きなターニングポイントになることはない。むしろ、それはすでに形成されつつあるトレンドと一体化していくと考えるべきだろう。・・・




日本の新安全保障戦略の真意はどこに

Battle-Ready Japan? ―― The Real Story Behind Tokyo's First National Security Strategy
J・バークシャー・ミラー

戦略国際問題研究所 パシフィックフォーラム
日本担当フェロー
 フォーリン・アフェアーズ リポート 2014年2月号

前 回防衛大綱がまとめられて数年しか経っていない現状で、新たに防衛大綱が慌ただしく改訂されたことをもって「安倍晋三首相は、東シナ海の問題をめぐって、 一か八かの瀬戸際政策を北京に挑むつもりだ」と結論づける専門家もいるし、中国国防部は日本の防衛大綱について「地域の緊張を高め、地域情勢を混乱させよ うとしている」と強く非難している。

だが、日本の国家安全保障戦略が右傾化していると騒ぎ立てるのは間違っている。安倍首相の挑発的な靖国神社参拝は問題があるが、政府が試みている安全保障改革と首相の個人的な見解を混同すべきではない。新戦略や日本版NSCは、中国問題だけでなく、幅広い分野において迅速に重大な国家安全保障上の決定を下すために不可欠なツールだ。

日本の新しい安全保障戦略についてバランスのとれた解釈をするには、中国にばかり焦点を合わせるのではなく、日本を取り巻く安全保障環境、アメリカの主要な地域同盟国としての日本の役割、そして、日本がアジア・太平洋地域の安全保障を促進する有資格国であるという全ての点を考慮する必要がある。



アジア重視戦略の本質

Far Eastern Promise

カート・M・キャンベル

前米国務省国務次官補(東アジア・太平洋担当)
イーライ・ラトナー

新アメリカ安全保障センター シニアフェロー
 フォーリン・アフェアーズ リポート 2014年5月号


東シナ海での問題を超えて、日本の安倍晋三首相は、日本を数十年に及ぶ経済停滞から解き放ち、市民に国にもっと新たなプライドと、影響力ある国としての自覚をもたせたいと考えている。

安倍首相は、第二次世界大戦の戦犯を含む戦没者を称える靖国神社を2013年末に参拝した。その国際的コストは高かった。日本と韓国の関係はさらに険悪になり、中国は安倍首相が権力ポストにある限り、日本との直接交渉には応じないという路線をさらに固めた。・・・・

外交的緊張が高まっているとはいえ、アメリカは、日本がもっと地域的にも世界的にも積極的な安全保障上の役割を担えるように、自衛隊との協力関係を強化していくだろう。

実際には完全に合理的な措置であり、むしろもっと早く手をつけてもおかしくなかった「日本憲法の再解釈と軍事的の近代化」を「反動的で軍国主義的だ」と批判する中国のプロパガンダに対抗していくことも必要だ。

一方で、アメリカは日本と韓国の関係を改善するためにかなりの政治資源を投入する必要がある。・・・・



欧州連合を崩壊から救うには
―― 緊縮財政から欧州版三本の矢へ


Europe Reborn

マティアス・マティス


R・ダニエル・ケレメン


ジョンズ・ホプキンス大学
ポール・ニッツスクール准教授

ラトガース大学教授(政治学)
 フォーリン・アフェアーズ リポート 2015年3月号

い まやヨーロッパ市民はヨーロッパ統合プロジェクトの成果を忘れ去り、EUのことを無能な指導者が率い、経済的痛みを市民に強いる組織だと考えている。かろ うじて持ち堪えてはいるが、EUは勢いとソフトパワーを失っている。いまや大胆で奥深いアジェンダを掲げるときだ。先ず経済政策の焦点を緊縮財政から投資 と成長へと見直していくべきだ。

EUの指導者たちは日本の安倍晋三首相が試みている「3本の矢」に目を向け、量的緩和、景気刺激策、構造改革を組み合わせて実施する必要がある。安全保障と自由主義的価値の領域では、外にロシア、内にハンガリーという脅威を抱え、イギリスのEU脱退という問題にも直面している。だが危機を連帯の機会とみなすべきだ。EUの指導者たちは、経済、安全保障、民主主義をめぐって連帯すればヨーロッパはより強くなれるという自信を取り戻す必要がある。